卵巣嚢腫茎捻転(術後1日目/入院2日目)
術後1日目/入院2日目。この日は日曜日です。
本日のトピックス
- 午前中は母が様子見にやってくる。お願いしたのは、ペットボトルのお茶とiPhoneを充電するためのコンセント部分。(自分で持ってこれたのは、救急車運ばれた時点で13%のiPhone本体と、モバイルバッテリーとケーブルのみ。モバイルバッテリーの残りで70%くらいまで復活したが、これはほとんど入院1日目で使いきった。)
- 友人2名が夕方お見舞いに来てくれる予定。
- ナースステーションを1〜2周程度歩けたら、カテーテルが外せる。
- ナースステーションを10周歩けたら、フロートロン(血栓予防のマッサージ器)が外せる。
- 食事再開
急成長感!
そしてこの日もう一つ衝撃的な事実をこの日の朝、知る。
- 設備点検のため朝9:00〜16:40まで、全館停電
え、まじですか。。携帯充電もできずTVも見られないなんて。。。。
- 母へのミッション追加。モバイルバッテリーを買ってきてもらう。(3往復くらいしてなんとかできた...母よ...)
なんとか、携帯の命は死守できました。身体以外の不安事項排除。
この日の朝は、看護師さんの朝食の案内で目覚めました。五分粥からスタートです。丸一日飲まず食わずの寝たきりだったので、朝から成長を感じられる目覚め。
ご飯食べた後は、身体を拭いてもらったり、せんせいを待ちながらそわそわ。そんな中、10時過ぎに母がやってくる。看護師さんに「今日の歩く練習はいつ頃...」と聞くと、今からやりますか?と言っていただけたので、すぐ始めました。まずは、ナースステーション2周を看護師さんと。すいすいと進み、これで、尿の管を外すOKがでて、すぐに外しました。念願。
あとは、ノルマ残り8周。ここからは、母と歩きました。体力にはそこそこ自信がありますが、それでも、ナースステーションを一気に10周はきつかった。だいたい1キロくらい歩いたことになるらしい。さすがに、術後は疲れるんですね。8周くらいまで一気にきたのですが、疲れてちょっと休憩。少しの休憩挟んですぐに2周。疲れたー!!
その後はベッドでゆっくりしてました。
入院に関する手続き書類がなんかテーブルにあるらしい...というふわっとした母からの情報。いまだ入院の手続き的なことは説明受けておらず何も知らない私。支払いがどうとか言い始めた。何も考えてなかった!確かに書類が置いてある。帰り際、受付でカード払いができるか母が質問して、問題ないことがわかったので、とりあえず現金用意せずともなんとかなりそうだと。
その他、何が必要かもわからない。今のところ携帯充電以外は困ってない。入院時にはパジャマが実は必要だったらしい。この日は日曜なので病院のレンタルパジャマも借りられず、オペ着の新しいのを借りて、オペ着からオペ着への着替え。そもそも今まで着てたのはオペ着だったのか。
昼ごはんはうどんだった。 昼ごはんを食べ終わったら、まぁ、やることもないし、と母は帰って行った。私もさすがにずっと起きてるのも辛いし寝たりネットしたりしてやり過ごす。身体的には、笑ったり咳したりすると傷口が痛い。あとうっすら身体がだるいくらいで、まぁわりと元気でした。
夕方には友人2名がきてくれた。私のお願いしたトローチをもって。お見舞いに本も持ってきてくれた。うん、入院中のお供は本ですな、ありがとう。
17時には停電も終わり、話題沸騰中の笑点など見ながら夜ご飯。10分粥に成長。毎時間成長を感じるなんて、この歳になってなかなかないですわ。
こうして、術後翌日が過ぎていった。
卵巣嚢腫茎捻転で緊急手術(手術当日/入院1日目)
バタバタ準備をして朝7時頃になったのかな。
オペ着に着替えてベットに横たわりオペ室に連れて行かれる。オペ室まで連れて行ってくれる看護師さんと話したことはあんまり覚えていない。
(今思えば、オペ準備が始まって看護師さんが変わったから、救急の看護師さんには基本的に悶絶時間のみお世話に、、本当にお世話様でした。ありがとうございました。)
オペ室前で少し先生を待つ時間があったので、連れて来てくれた看護師さんにひとつ質問をした。ここだけ覚えている。
わたし「なんでこの病院に運ばれたんですか?」
看護師さん「症状を聞いて、婦人科の可能性が高そうだから婦人科のある救急病院を選んだと思いますよ」
なるほど、自分では想像及ばないわ。救急車頼って良かった。。。
オペ室に入ると、運ばれてきたベッドからオペ台に自分で乗り移る。オペ室もう少しキョロキョロしておけばよかったなー。全然記憶にない。
「もう少し左に来てもらえますか?」と言われたりして、身体の位置を調整したり、もぞもぞ。その後わりとすぐ、麻酔の説明をもう一度受ける。麻酔が始まると本当に一瞬で麻酔が効いた。次の記憶は「深呼吸をしてください」「吸って、吐いて、」という言葉で目覚めたところ。3回くらい深呼吸をした記憶があるが、それがオペ室なのか、病室なのかもわからない。
次目覚めた時は、病室で、10:30頃。その後すぐまた寝てしまったようで、その次目覚めたのは12:30頃。ここで少しメールしたり術後連絡を友人にする。が、またすぐ寝る。みたいなのをずーっと繰り返すのが手術当日でした。
ということで、オペ前後の記憶はほとんどありません(あたりまえか)
術前に連絡した人は、
- 親
- 友人1名(金曜日一緒にディズニーランドに行った友人は調子が悪いことを知っていたので、ひとこと「手術になった」とだけ術前にLINEしておいたのです。)
術後には
- 親に連絡(連絡したのは20:00頃)
- 友人たちに連絡→「突然ですが、救急車に乗って緊急手術をして現在入院中です」と伝えました。
術後1日目(=当日)は、絶飲食で起き上がることもできず、携帯いじるくらいしかやることがない。ひと通り友人などに連絡したら、あとは「卵巣嚢腫」についてひたすら調べることを始めた。私は緊急手術だったので、この病気のことを何も知らないのです。。そもそも聞いたこともない。
ネット見てわかったこと
- 他に芸能人でもちらほらいるっぽい。
- 体験記がネット上にはいっぱいあって心強い。
- あ、ピノコか!(ネット上で嚢腫のことをピノコと呼ぶ人発見)→(追記)正確にはピノコではない。
- 卵巣腫瘍には、充実性腫瘍と嚢胞性腫瘍があり、嚢胞性腫瘍=卵巣嚢腫で、良性らしい。
- 卵巣嚢腫にも種類があるっぽい。漿液性、粘液性、皮様(寄生種)、チョコレートなど。
- 卵巣嚢腫は、結構よくある病気っぽい。茎捻転を起こしてたり、悪性の可能性が否定出来ない場合を除いては、見つかってもとりあえずは経過観察になるっぽい。
- 一定の大きさ以上は手術しておくもん。
- 手術するとなっても緊急性が低いから、結構先になるっぽい。
- 腹腔鏡手術はどこでもできるわけではない。
いろいろ調べたら、先生が言ってたこととリンクしてきて、なんとなくわかったので、やっと安心&現状理解ができてきました。事前にいろいろ知ってたら手術へ臨む気持ちも変わっていたかな?ポジティブな私としては、茎捻転を起こして緊急手術のおかげで入院期間も少なく、余計なことを考えずに手術しちゃえたので、ラッキーとすら感じるようになってきました。
絶対安静なので基本暇なのですが、上記の通り、卵巣嚢腫調査という仕事がありましたのでそれなりにやり過ごせました( ー`дー´)キリッ
なお、この日は主治医の先生には会えませんでした。手術の結果は明日朝の回診で聞けるとのこと。まぁ夜中から働いてたし、午後はきっとお休みですよね。
最後にこの日の身体の状況をメモっておきます。
- この日は1〜2時間に一度、検温、脈拍、血圧などを測る。体温は術後なのでずっと微熱状態37.0°〜37.5°くらい
- カテーテルをしました。人生初体験。目覚めてすぐ、看護師さんに「トイレ行きたいんですけど...」と言いったところカテーテルの説明を受けました。トイレに行きたい感じはしちゃうんですよねー。
- 実は2日ほど前から風邪っぽい症状があったので、のどが痛いのが辛かった。(のどの痛みだけでまだマシだったかもしれないが。。)毎時間寝ながらうがいをさせてもらった。
- 血栓予防のフロートロンというマッサージ器を足には装着されている。
左下腹部の痛み
記録に残しておこう。いろんなネット情報はタメになったから。
- 3人の先生で手術することが告げられる。
- 最初に診断してくれた婦人科の先生が手術の説明。手術や輸血の同意書などにサイン。
- 麻酔科の先生から全身麻酔の説明を受ける(局部じゃなくてよかった...)
- 親に連絡する(朝6時寝ぼけ気味)
- 手術の為着替えなど